かいとのへや

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ちまちまと投資しながら生きている社会人の雑記ブログです。

「コンサル1年目が学ぶこと」はなぜこんなに人気なのか?(感想)

事業会社で働いているので関係ないよとタイトルだけ見て思っていましたが、上司から読んで仕事のやり方を見直してはどうかと言われたので読みました。結果、読んでめちゃくちゃよかったです。上司からポツポツと言われていたことの意味が分かり、自分の仕事の質がどこで下がっているのかよく分かりました。

1. 著者と本紹介

本社は外資系コンサル出身の著者が各界で活躍している外資系コンサル出身者の話を聞き、職種・業界にかかわらず通用するスキルをまとめたものです。

よくよく読むとコンサルに行く人というよりも事業会社で仕事のやり方を向上させたい人が読むべき本のような気がしました。

「コンサル一年目が学ぶこと」大石哲之著

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2. 感想

本当にベーシックな仕事の方法が書いてあります。作者も指摘されている通り、スキルに偏りはあるものの、何かは自分に引っかかるはずです。私は下記の2点が心に留まったのでやってみたいと思います。

① 期待値を超え続けること

仕事でバリューを出している人は期待値を超え続けている人と同意義です。期待値を超えるためには仕事をする上でステップがあります。

  1. 期待値を把握する(依頼時に成果物のイメージをつかんでおく)
  2. 早めにPDCAを回す
  3. 期待値を高めない

② 思考のトレーニングを続けること

実際に自分でもやってみようと思ったのが毎日思考のトレーニングをすることです。本書の中でも毎朝15分電車の中でトレーニングをされていたという方がいらっしゃいました。私は徒歩移動が多いので、歩きながらやってみたいと思います。

  • ロジックツリー
    漏れなく問いへの答えを出す方法としてロジックツリーがあります。MECEの考え方を応用して因果関係を突き詰めていく方法です。
    使い道が分かっていなかったのですが、訓練すれば日常生活でも応用できるようになるそうなので、とりあえず勉強したいと思いました。
  • 仮説思考
    調べ物や資料作成にあたって仮説を立ててから行うことで、作業のショートカットとその業界に対する勘所を早めに作ることができます。

  • 数字で語る
    これはよく社内でもよく言われていることですが、あまり深く考えたことはありませんでした。参考になったのは「自分で集計しないとなかった数字」を探すこと。新人の言葉なんて誰も相手にしてくれません。ただそこに数字というファクトが加わると説得力が増すそうです。

ただこのトレーニングにはフィードバックが必要とのこと。もうちょっと自己投資をしてみたいなと思いました。

3. 最後に

私はこの本を読むまでスキルを取得することは大事だが、ビジネスマインドくらいは持っていると思っていました。なので、読む本がどうしても個別の知識を取得する系統に偏りがちでした。本書を読むことで仕事ができる人がどのようにトレーニングしているのか、情報だけでなく行動パターンも学習することが普段の仕事に役立つと感じたことが一番の学びでした。

今後ですが、これまで軽視しがちだったエクセルやパワポの時短技術、問題解決の考え方をちらっと勉強してみたいと思います。