かいとのへや

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ちまちまと投資しながら生きている社会人の雑記ブログです。

SMBCとSBIの資本提携で株価はどう動く?

三井住友銀行からSBIHDに第三者割当増資を行うという発表がありました。発表を受けた段階ではすでに株式市場の取引は終了している段階だったので市場の値動きは確認できなかったのですが、PTS市場は知らせを受けて6/21終値の4,052円よりも+40円高となっていました。本記事では明日優先市場がどのような動きをするか予想したいと思います。

三者割当投資のメリット

三者割当投資とは株式を発行する企業の株式を引受人が引き受ける取引のことです。今回はSBIHDが発行した株式をSMBCが引き受けます。証券事業での提携が目的だそうです。もともと資金力があったメガバンクはデジタルをどう進めるかが課題となっていたので、今回の資本提携は好感を持って受け入れられそうです。

21年にはPTSの運営会社である大阪デジタルエクスチェンジの設立を共同で出資し、22年頃からSBI証券SMBCが連携してVポイントによる投資やクレジットカードによる積立投資が可能になったのは記憶に新しいかと思います。

三者割当投資のデメリット

SMBCと言えば22年3月に市場操縦事件がありました。またSBIがTOBを行なって買収した新生銀行に残っている公的資金3500億円の返済はどうなっていくのでしょうか。

また今回数百億の資本がSBIに投入されますが、どう回収していく予定なのかも気になります。提携による増分利益、シナジー効果がどれくらい出るかに期待したいところです。

注意点

SMBCからの出資はまだ行われておらず、米金融当局の承認が前提になるそうです。

SMBC株価の動向予想

これらを受けてSMBC株価は明日の午前中に+50円程度上がり、もみ合いになるのではないかと思います。もともと今のSMBC割安と判断されていますし、配当も5%を超えていて人気が高い印象があります。ここに提携という材料が好感されれば一気に上がる気がしています。

※あくまで素人の見解なので、外れたら申し訳ありません…

SBI株価の動向予想

ちなみにSBI株価についても予想したいと思います。PTS市場は知らせを受けて6/21終値の2,518円よりも+126.5円高となっていました。明日も午前中は上がる気がしていますが、SBIという新しい風に期待して投資していた層は引いていくのではないかと思います。そもそも1割の株式希薄化なので、理論的には下がる気がしています。