頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング【ゼロ秒思考】
「頭がよくなるシンプルなトレーニング」というパワーワードに惹かれて読んでみました。ちょっと前に流行ったときはまだHow to本なんてと思っていた時代だったので、読んでいなかったのでちょっと流行りには乗り遅れた感じです。せっかく読んだので備忘録をまとめていきたいと思います。
ゼロ秒思考の関連本
ゼロ秒思考は2013年に発売されて売れ行きが好調だったせいか似たような本がたくさん出ています。実際の行動やマネジメント、聞く技術など暗黙知として受け継がれてきたものを形式知するような本が結構あります。
本作自体は平易な表現で頭に入ってきやすいので、流し読みすれば30分もかからずに読めます。(流し読みする本ではないかもしれませんが…)時間的なコスパがいいので、また機会があったら読んでみたいなと思いました。
言葉へのセンスの重要さ
具体的にアクションに移る前に筆者は言葉のセンスと時間の使い方を話していました。色々と語られていましたが、気になったのは言葉の意味と時間の使い方です。
以前「社会人一年目の教科書」を読んだときも感じましたが、コミュニケーションが難しいというのは仕事をする上でよく感じます。上司からもらった仕事が上手く理解できなかったり、欲しい情報が相手に伝えられなかったりです。
この理由は突発的な事態のために普段から考えられていないからだと自己分析しているのですが、本書ではそれに加えて言葉のセンスを磨いていないことも要因だと思いました。確かにと思ったのが言葉には広義と狭義の意味があるということ。
具体的に頭がよくなるアクションは?
メモ書きだと筆者は述べています。本書には実例も載っていて丁寧に解説されているので、具体的な方法は読んでみてください。説明をしているときに「なんて言ったらいいんだっけ?」と悩むことが減りそうです。
ちなみにA4の紙にメモを書いていくように書かれているのですが、我が家はデジタル化が進んでいて新聞もチラシもなく、印刷もしないのでA4の紙がありません…。パソコンに慣れすぎて紙で書くよりもデジタルで書く方が早く、雑多なことも描きやすい気がしています。本書では手書きを推していますが、デジタルではダメなのか少し疑問が残りました。
個人的に興味深かった問い
メモ書きのテーマとして本書の中では例を挙げているのですが、「課長になったらしたいこと」というテーマがおもしろかったです。まだまだ年次もスキルもそこまでいっていませんが、願望も含めて考えてみました。
- 事業戦略
- 成長事業の炙り出し
- 各分野、地域での特色の違いと注力地域の選択
- 競合他社の情報共有
- 競合他社の情報をどうとってくるか
- 鮮度の高い市場情報をどう持ってくるか
- 社内での情報一元化
- 人事制度の刷新
- 事業戦略にあった人事制度に随時変更できるような取り組みではできないか。
- 優秀な人材を採用するためには何が足りないか