秋冬キャンプの注意点!一酸化炭素中毒の2022年の事例と対策3選
秋の行楽シーズンを控え、キャンプを計画されている方も多いのではないでしょうか。今回は秋冬のキャンプで気をつけたい一酸化炭素中毒について事例とともに紹介していきたいと思います。
2022年の事例①〜1人キャンプで男性死亡〜
テント内で30代の男性が倒れているのを管理人が発見、通報したそうです。テント内には使用した痕跡のあるグリルがあったため、消し忘れの可能性が高いと見られているそうです。
【続報】黒沢ヒュッテ近くのテント 埼玉県30歳男性が一酸化炭素中毒で死亡 | ニュース | 上越妙高タウン情報
2019年の事例②〜子ども2人が一酸化炭素中毒〜
日本小児科学会雑誌にも原因が載っているのでいろんな記事で掲載されている事故です。タープ付き2ルームタイプのテントで起こった事例で、タープの下でBBQを行った後でインナーテントに戻った子ども2人が一酸化炭素中毒で昏睡しました。
2 ルームテント内での一酸化炭素による中毒:日本小児科学会雑誌
一酸化炭素中毒にならないために
対策1:一酸化炭素チェッカーを購入する
一酸化炭素が一定以上の濃度を検知したらアラームなどでお知らせしてくれる一酸化炭素チェッカーを持っていくのがオススメです。安いものでは3,000円台から高いものでは1万円弱のものまであります。安いものは検知基準が低かったり、きちんと作動しなかったりということもありますので、口コミはしっかり読んでから購入するといいかもしれません。
1台だけでは誤作動がある可能性なので、2台あると安心できますね。
オススメは新コスモス電機の火災警報器です。住宅用の火災警報器で日本消防検定協会の検査を通っているので、安心感が違います。5年保証かつ煙もガスも検知している点もポイントが高いですね。
対策2:BBQ中での器具や場所の注意点
屋外だと換気がされているものだと考えてしまいがちですが、風向きによってはテント内の換気をしていたとしても一酸化炭素が溜まってしまいます。
またBBQの器具に不具合があるとガスが漏れる可能性があるので、使用前に確認しましょう。
テント内や入り口近くでBBQをしないようにしてください。一酸化炭素がテント内に溜まってしまう可能性があります。万が一テント近くでBBQや石油ストーブを使用する場合は複数箇所テントを空けるようにするといいでしょう。前述した火災報知器も使用するといいかもしれません。
対策3:石油ストーブ以外で暖を取る
山やキャンプでは石油ストーブで暖を取りたくなりますが、電気毛布や電気ストーブなどを使う選択肢もあります。電源サイトがないキャンプ場へはポータブル電源を持っていくといいでしょう。
あとは湯たんぽもいいかもしれません。こちらの湯たんぽは直火で使えるのでお湯を入れる手間が省けます。ただ直火にかける際には蓋を開けて沸かし、沸騰したお湯が入っている湯たんぽは直接触らずタオルなどで包むといいかもしれません。