かいとのへや

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空想特撮動画「シン・ウルトラマン」ゼットンはなぜ立ち向かったのか?

シン・ウルトラマンがアマプラで公開されていたので見てみました。ゴジラウルトラマンも大きい怪獣としか認識していなかったのですが、意外と背景があったので少し紹介してみたいと思います。

シン・ウルトラマンとは

この映画を解説するにはウルトラマンとは何者かを紹介する必要があると思います。ウルトラマン円谷プロダクションの特撮ドラマに登場する変身ヒーローです。

作中では怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象に立ち向かう捜査班と光の国から来たウルトラマンの活躍劇を描いた物語です。ちなみにウルトラマンが変身する理由は地球人と一体化しているからでした。

シン・ウルトラマンは昭和で人気になったウルトラマン現代日本に再度降り立ったという設定で話が進められていきます。

shin-ultraman.jp

 

シン・ウルトラマンのあらすじ

巨大不明生物(禍威獣)が現れ続けることが日常となった日本ではカトクタイが設立されていました。任務中の彼らに危機が迫る中、ウルトラマンが現れ、禍威獣を倒します。禍威獣は倒されたものの新たに現れた巨人に対応するために長澤まさみ演じる分析官が派遣され、巨人の正体を探りつつ、地球の危機に立ち向かうお話です。

 

感想

序盤は禍威獣の種類も多く、「怪獣だ!」と童心に帰った気持ちで見ていました。個人的には途中からエヴァと被っている…?という感じでした。見せ方としてはエヴァの方が引き込まれるかもしれませんが、、賛否両論がありますが、他の方の感想を読むと後半は失速したというコメントも見られました。

シンゴジラと比較するとエモーショナルな作品だと言われていましたが、個人的にはウルトラマンが人間というものに惹かれ、何を捨てる覚悟なのかという懊悩を描いて欲しかったかなと思います。

ちなみにゴジラ東京大空襲を見て作成されたためにリアリティがあるとどこかで読みましたが、ウルトラマンは日本の外交を示したものかもしれません。いくら人間が頑張ったところで圧倒的な武力を持つ宇宙人にはウルトラマンに頼るしかない部分に、吉田ドクトリンから始まった防衛力を米国に頼る外交戦略の転換点が来ていることを暗喩しているようでした。