かいとのへや

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資本は純資産と同義ではない?求め方と関係性について

資本金は株主や投資家が新規事業を立ち上げるために出資したお金をことを指します。利益を生み出す源泉が資産ですが、その中には返済の必要がある負債と返済の必要がない資本があります。純資産は一般的に資本とイコールとされていますが、考え方によっては資本が純資産ではないと定義される場合もあります。

資本と利益の関連性

会社の利益を把握する考え方には収益費用中心観と資産負債中心観があります。卵が先か鶏が先かのような議論な気がしていますが、収益費用中心観では利益に依存して資産や負債が決まります。反対に資産負債中心観では資産や負債が中心概念で利益が付随して決まると考えます。

株式の評価差額を利益としない場合は資本と利益が連関しないことがあります。

収益費用中心観では評価差額が入らない一方、資産負債中心観では評価差額を入れた金額が総額になるので、利益と資本の変動が一致しないことになるためです。

資本が純資産とイコールとならない場合

2つの中心観を齟齬がないようにするために資本と純資産を同義とみないようにするという考え方が生まれました。資本を株主に帰属するものとし、純資産を資産から負債を控除した差額とみると資本と純資産はイコールになりません。

純資産の中で株主資本として株主に帰属するとされる以外の項目は土地やその他有価証券の評価差額金、繰延ヘッジ損益など評価差額、換算差額及び新株予約権などです。

 

資本が純資産の関係、利益観については様々な考え方があるので、会社ごとに適した方法を使用することが肝要かと思います。上述した資本が純資産とイコールにならないとした考え方は資本と利益の関係の1つなので、採用するかしないかは会社の裁量次第だと思います。