かいとのへや

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ちまちまと投資しながら生きている社会人の雑記ブログです。

リセッションは避けられるのか?

米国株式が大幅に下がっていることが周知の通りです。2022年に入ったあたりから下がり始めていることがわかります。(もちろんコロナ前の水準には戻っていませんが…笑)

バンガード S&P 500 ETF(VOO) ※SBI証券より

株価が下落した要因はFRBの利上げと量的引き締めですが、この金融政策が引き金となり数ヶ月のリセッションと景気後退が生じるのではないかという話が出ていました。

1980年代にもFRBが金融引き締めを行ったことがありました。引き締め効果は絶大で消費性向の低下、設備投資が低減したこともあり、世界的な景気後退を引き起こしていました。ただ、いずれの利上げの場合でも2-3年でアメリカ経済は回復する傾向にありました。

FRBはソフトランディングを目指していますが、過去の利上げがいずれも景気後退を引き起こしていることから、今回も1980年代と同様に景気後退が起こる可能性があると指摘されています。

今回の利上げが過去と違うのはパウウェル議長が「利上げに耐えうるだけの経済基調が存在すする」と発言したこと、利上げ目標をウォール街と共有していることで投資に対し不安感が過去よりも無くなっていることではないかと私は思いました。

スタグフレーションが生じる理由は個人と企業が消費と投資を控えるからだと認識していますが、コロナで外出を抑圧されていた人々が消費を控えるかどうか疑問だな…と思います。

もちろん他にウクライナ情勢や原油高、米国での労働者不足等が影響する可能性もあるため、油断は禁物ですが、個人的には回復していく気がしています。

参考記事:

The Fed could have trouble avoiding a double-dip recession - CNN

昭和55年 年次世界経済報告 第1章 1980年の世界経済

〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨 | ロイター