【テクニカル分析】NT倍率で外需と値嵩株の動きを知ろう!
今回は意外と頭から抜けがちな指標の1つであるNT倍率について解説していきたいと思います。どういう指標なのか分かると市場の動向をパッと掴めるようになるのでご一読いただけると嬉しいです!
NT倍率の算出方法
NT倍率は日経平均株価をTOPIXで割ったものです。日経平均株価は1株単価の高い株(値嵩株)の影響を受けやすくTOPIXは時価総額の大きい株の影響を受けやすいという特徴があります。
日経平均株価
日経新聞が出している指標で上場企業から選ばれた225銘柄の株価水準を表したものです。企業ごとに株価が違うと思いますが、株式の額面からどれくらい市場価格が上下しているかを理解するためにみなし額面を使うので、値嵩株の影響を受けやすくなります。
東証株価指数
TOPIXは東証1部に上場しているすべての株式の平均を表す指標でした。2022年4月に市場区分がプライム、スタンダード、グロースに区分されたことにより、2025年1月に向けて段階的に登録企業数を減らしていくようです。算出時の指数用時価総額を基準年(1968年)の時価総額で割って算出するため、日経平均株価と同じく日本市場の動向を示す指数でありながら、時価総額が大きい株価の影響を受けやすくなっています。
NT倍率が表すもの
NT倍率が高いということは日経平均株価が高いということです。日経平均株価は値嵩株や海外市場で儲けている会社の株価が上がると上昇する傾向にあります。なので、NT倍率が高くなると日本企業が外需で儲けられているということになりそうです。
いかがでしょうか?ここまで読んでくださった方はNT倍率という指標はもちろん、日経平均とTOPIXのニュアンスの違いが大事ということが分かったのではないかと思います!(分かりにくかったらすみません…)投資がんばりましょう〜