かいとのへや

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ちまちまと投資しながら生きている社会人の雑記ブログです。

予兆を見逃さないための訓練!「観察力を磨く名画読解」要約

突然ですが、観察力があると自信を持って言える人は何人くらいいるのでしょうか。ビジネスにも役立つ観察力。米国でスキルアップの人気セミナーを主催する著者が説く秘訣をまとめた本です。

 

観察力を磨く

観察力を磨く名画読解/エイミー・E.ハーマン/岡本 由香子 - Amazon

 

point1:細部を見逃さない。

本書で述べられいる教訓は何点かありましたが、私がおもしろいなと思ったのは細部を認識することの難しさと人によって異なる知覚世界です。

 

まず網膜は映像を映すプロジェクターではなく、映像を処理するコンピューターだと定義します。人間の注意力には限りがあり、他のものに注意が向いていると衝撃的な出来事が起こっても認識することが困難です。これを非注意性盲目と呼びます。盲目状態を脱するためには絵画によるトレーニングが有効です。トレーニング方法はとっても簡単!

絵画を1分じっと見つめて見たものを書き出し、もう一度よく見て先程は気づかなかったものを見つけるだけです。

 

本書内でもトレーニングがありますが、読んでいくと自分が見落としていたものが予想外に多くて驚きました。是非読まれる際は解説を読む前に体験してみてください。昔テレビでやっていたアハ体験を思い出しました笑

 

point2:細部まで見れるようになったら優先順位をつけよう

細部まで見ることができるようになったら情報伝達の効率化についての訓練が始まります。実際のビジネスでも1人で完結できるものはなかなかありません。成果を出す過程で人とのコミュニケーションが必要になります。本書では南アフリカで起きたショッピングモールでのテロというショッキングな例を挙げて情報伝達の不備が引き起こす不利益を説明しています。

 

コミュニケーション能力についても絵画で訓練することができます。

 

本書では何回か絵画の説明訓練があります。1分という短い時間で掲載されている絵を説明するのです。私もやってみましたが、なかなか優先順位をつけるのが難しい印象を受けました。ただ説明をしていると自分の説明のクセがわかります。例えば私は全体像を話して詳細に移るという説明方法をしましたが、本書の例では特徴的な部分をピックアップして伝えたり、正面にあるものから順に伝えたり人によって説明方法が変わっていました。

 

本書のミソ

最後に本書で伝えたかったことは認識していない世界があることではないでしょうか。誰もがホームズになれる可能性を秘めているのに使っていないことに課題意識を感じているのだと理解しました。観察をするための教材は絵画である必要は必ずしもなく財務諸表でもそこら辺の町並みでもいいはずです。もちろん筆者の言い方を借りれば絵画には時間の試金石を通り抜けてきた分、情報が詰まっていて回答があるので、絵画で訓練することもいいかもしれません!

絵画でトレーニングしたいなと思った方はKindleでも本屋でも購入できるので是非手に取ってみてください。

最後に

ちょっと高いなという方はメリカリで探してみるのもアリかもしれません。
500円getできるので登録がまだの方は探してみてください♪

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ここまで読んでいただいてありがとうございました!