かいとのへや

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ちまちまと投資しながら生きている社会人の雑記ブログです。

円安が進む原因をわかりやすく解説。どこまで進むのか。

130円台でとどまっていたドル円が8月の終わりに140円を突破しました。このままいくと140円も軽く超えてしまうのではないかという不安がありますよね…。特にこれから冬にかけてエネルギー需給の逼迫も予想される中、輸入品がどこまで値上げになるかは気になるポイントでしょう。この記事は円安が進んでいる理由について解説していきます。

円安が進んでいる理由

円安が進んでいる理由は大きく2つです。どちらも以前から言われていることですが、8月の指標でより差異が浮き彫りになったことが円安につながった要因のようです。

日米の金利

インフレを抑え込むために短期金利を引き上げているアメリカ政府に比べて、日銀は従来のゼロ金利政策と金融緩和を続けています。ドル円は米国長期金利と反比例します。長期金利が上がると円安に動くということですね。6月には3%を割り込んでいた米国長期金利はパウエル議長のインフレ抑制にかける意気込みによって3%を超えています。これによって円安が進んでいるのです。

日米の経済力の差

8月の米国経済指標では労働人口とISM製造業指数に注目が集まりました。8月に発表された雇用統計では失業率は悪化したものの、労働者人口は前月比31万5000人増加しました。

製造業指数は52.8と前月から横ばいでコロナ後では低い水準となりましたが、予想の52.2よりは上がっており、底堅い印象を与えました。そもそも50を上回っていればそれなりに強いとされており、モノからサービスに消費がシフトする中でも景況はそれほど落ちていないことが分かります。

いずれの指数も米国経済の底堅さを示しており、資源高で貿易赤字が過去最大となっている日本と比較すると米国に成長期待がかかってしまうことも円安の材料の1つです。

 

参考文献(Bloombergの記事はうまく貼り付けられませんでした…)

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-06-10/why-the-yen-is-so-weak-and-what-that-means-for-japan-quicktake

www.nikkei.com